1ミリの積極的対策


今朝は南中の鹿柵の点検。自治会長と。

鹿柵点検

点検というのは、倒木があったら処理したり、全部ちゃんと破損してないか等を調べて回る。この1年間で倒木箇所が3箇所。
去年見て回って、あれ倒れそうやなーおもてたら大体倒れてる。

それを考えると、何か起こってから処理するといった消極的対策ではなく、前もって対策していく積極的対策を行うことの方がやはり未来永劫、遺していくことを考えると得策といえる。

土砂災害もそう。起こってからの対策というのは、現状復帰を目指す。山が崩れたらアンカー打ってお終いが大半。もともと何にもしてないところだから。

でも、予め積極的に活用していれば、ある一定の目的や用途で使っていたら、その為にじゃあ起こってしまった災害からどう復活させればより目的が達成されるかといったアイデアもでてくる。まだ活用する前提に立つから。

南中は世帯数が30を割ってる。マンパワーは時が経てば経つほど減ってるのが現状。
しかし客観的に見て、幸いなことに管理してる面積が他に比べて小さく、コンパクトであることが、色んな面に置いてまだまだ活路が開けると思ってる。

みんなの家がどこよりも先にシェアハウスなるものをやってみた。誰もやったことがなかったが、空き家問題等、活路が開けるんじゃないかというのが発端。

やってみたら、少しずつ広がって、もはや単純にシェアハウスという機能だけみるともううちよりもしっかりと運営できていて、現時点ではうちよりも機能している先がでてきている。それも決してやらされているわけではなく、ごくごく自然に。

それでいいと思うし、それがいいと思う。
結局、これまで何度もいってきたが、1人でできることはたかが知れ過ぎているのだ。

空き家を活用したシェアハウスという、新たな文化を創るといった点において、一つ役目を終えたんだなと感じている。
一旦、ここまでやってきたことを、頭をゼロにして現状を鑑みると、さて、次はここで何を起こそうか、起こすべきか。

ここはやはり、元々は製材所。
しかし、入居が決まった段階で、製材所にあった機材は全てなくなっていた。もはや過去の話。それはもういい。

だけど、ここをもう一度、製材所にし直そうかと考えていたりもする。
この集落、界隈に置いて、製材所がここしかないのと、集落にちゃんと機能した製材所があることが、どれほど集落にとってメリットがあるかを考えると、逆にデメリットがあまり見当たらない。

製材ができるということは、何でもかんでも木を切って、適当な薪に変わるというのとは違って、組み合わせていく、可能性という名の夢が広がる。

今、前にでるかどうか、たった1ミリでもいいから積極的対策をとることが、未来を大きく変える気がしている。

どんな未来も世界も、目の前の、自分自身が取り組める事象に手をつけることしか始まらないのだ。