自治会最終日


朝から岩屋自治会の、太子堂巡り道の掃除。日役。

山道で葉っぱも枝も落ちてない道というのは、必ずどこぞの誰かが掃除している。六甲山とかもそう。必ず。
それがお金で雇われたどこぞの業者なのか、地元の人なのかは場所に寄るけど、どこも共通しているのは、人がやっているということ。

昔は集落の中に大勢の人がいて、大勢の若い衆がいて、大勢の来客があったんなら、こうして巡り道を掃除することがこの集落にとって“合理的”であったのだろう。それが近年になるにつれ、集落の人数がどんどん減ってきて、残っている人は高齢化してきて山に登れない人も沢山でてきて、若い衆は昔に比べて都市部へ出ていく人も多くなった、巡り道を巡りにくる人も減ってきている、となると、どこに合理性をもっていくかを考えると、昔とは決断が変わってくる。

本当に大事にしたいものというのは、“やり方”じゃない。やり方は、所詮人が変われば変わるもの。
でも、志や心意気は人が変わっても変わらずにいれるものでもある。未来永劫、本当に変えたくないものはなにか、を、取捨選択するタイミングに差し迫ってきている。どこも。どこも同じように差し迫っているなら、どこよりも先に考えてやってしまうことが、差別化の1つでもある。

移住を勧める身である以上、紹介することになる現地の人には、現地での暮らしに誰もが満足していてほしいし、何より楽しく暮らしていてほしい。じゃないと、勧められない。勧めたくても。

目の前の暮らしを大事にする。今これが大事。

夜は、みんなの家がある方の南中での自治総会。丹波市にきてからの4年間。村付き合いというものの右も左もわからない中、飛び込んだ最初の集落。色々あったけど、全部いい思い出。今年度からは集落から外れるけど、やっぱ他にはない思い入れがある地。なんとなく、自分の住処は山南町がいいと思うのも、この地のおかげ。

いい時間が過ごせたことに感謝感謝。