オンライン化


丹波市の移住相談窓口に携わって早5年目。丸4年もやってると丹波市に限らずよその地方自治体の現状や県とか国のこともなんとなく理解が進み、理解が進むと問題も見えてくるもので。

 

町中の当たり前が地方では10年遅れてやってくるとはよく言われるもので。

今から10年経つと、2020年までと言われている地方創生とやらも一端は終了し、2020年のオリンピックも終了し、2025年の大阪万博も終了した先。

今50歳で仕事ばりばりにやってる人も60歳。今時の50歳なんてスマホ当たり前なのであと10年もすればガラケーがこの世から消え去っているかもしれない。そうなると、地方といえどもはやスマホがガチで当たり前。

 

今は国や県からの予算が地方創生の名のもとにお金がばらまかれ、地方へ移住しませんか?ってなイベントが町中で繰り広げられまくっている訳やけど、その金もいずれ尽きるし、でなくなる。

移住イベントも基本的に同じ事の繰り返しのようなものは年々参加者は減っているという体感値があるものの、でも人口減少に困った業者側(地方自治体)はどんどん増えてくる。

国からお金もらって、そのお金を使って全国から東京に集まり、壮大な空振りをして余分に東京にポケットマネーも落としてるんちゃうかと思われる時があるのも考えると、まあやっぱりそんな違和感MAXのものは続かないんちゃうかなと。

 

金もない、町中で何かやるリソースもない、どうしようもない、みたいな自治体もでてきたりするんやろうなと。そうならない為に、早いうちから手を打っておくにこしたことはないなと。

 

自分も、移住相談に乗る人の前に、地方で暮らしている一住民であるので、自分たちの税金を無駄に余分に使うことを避け、コストを減らしつつも成果をあげていくことを考えると、まあオンライン化一択かなと。

例えば移住相談。直接会うのが一番やけど遠くて気軽にいける距離じゃないなんて人もいる。海外在住の人は特に。そんな場合は今回のようなテレカンで補う。

 

 

都市部での移住イベントも、いずれなくなる(っていうかできなくなるだろうという想定)のを見越して、いつでも特定の地域に興味ある人がいつでもその地域の説明を遠隔で見聞きすることが出来るような、オンライン移住相談会をいつでも開催できる環境を用意しておくのが結局誰にとっても都合がいいだろうと。

 

移住者インタビューの記事がネット上や雑誌にえげつないくらいの数が出回っているけど、テキストでの据え置きのコンテンツだけじゃなく、閲覧者もインタビューに交われるようにネット中継のようなスキームを組んでみてもいいかもしれない。

今の技術でも十分、なんなら無料でほとんどができる。知らないだけ、やったことがないだけで損していることが山盛りある。

 

何より、地方のあちこちでテレカンがもっと当たり前になってくれたらいいのにと切に願うので、まずは自分らが使っていくことにしようと。

同じような環境でこの辺にご興味のある同業者的立場の人は、あちこちで使われていくのがいいと思っているので是非ご一緒しましょ。可能な限り手伝いますし。