丹波人Tシャツ第二弾経過報告


 

この夏、『めっちゃすごい何でもできる工場もってはる会社があるから是非会っといてほしい!』と言うことでご紹介いただいた、丹波市春日町古河にあるアリックの吉原社長。

 


◆アリック
https://www.aric.co.jp/
https://www.facebook.com/ariccorporation

 

以前第二弾いくかあという話になった後すぐ連絡、Tシャツ作りをお願いできるかを含め一度工場見学に行かせて欲しいとお願いし快諾、某デザイナーを連れてお伺いすることに。

感想。

 

『めっっっっっっっっっっっっっちゃ、すごいやん!!』

 

どこから話そう、まずアパレル製品の一部だけの縫製作業を請け負う会社ではなくて、完成まで全部できる工場を持っている。これは結構珍しい。

そしてミシンの数。人の数より多い笑 100機以上。

 

 

そして種類。やばいくらいなんでもある。おまけにオートミシン(データ入力したらそれで完成品ポンッ)まである。

『うちは、職人が居なくても製品が作れるよう機械をそろえています。職人は1つのマイミシンでどんな作業でもできる人ですが、うちは素人のパートさんでも職人さんと同じ精度の製品ができるよう多様なミシンをそろえています』とのこと。

アパレル業界は世界的に職人が減っているので、とても賢い選択だなあと。何より、それを実現できていることが感動。

 

 

なお、ミシンだけでなく、

◆牛一頭分そのままの皮をバシッと置いてデータ入れたら自動で裁断してくれる機械

◆布以外にもプラスチック等にそのままデザインデータを印刷できる機械(スマホケースとか一撃で完成)

◆色んな素材に刻印できるレーザー機器  等々

 

まじで何でもある。

 

 

アパレル製品はもとより、身につける系の製品はほぼなんでも作れる。Tシャツ作れますかとかよく聞いたなあと自分を恥じたくらいなんでもできる(ちなみに即答でできますよでした)。

ちなみにこれまでどんなメーカーの製品作ってきたんですか?と聞けば、絶対に世の中の人が知ってるところがバンバン。N〇〇E、ビ〇〇ス、ギャ〇〇ン、P〇〇〇〇R等々。何でも今年、コロナがなければオリンピック選手のユニフォームもやる予定だったんだとか。世界観の規模が半端ない。

 

吉原社長は元々古河出身で、今は実は一体何の因果かうちの実家から歩いて20分くらいのところにお住まいとのこと。

『人生の終盤として、やはり生まれ育った丹波の地で恩返し含め何かしたい役に立ちたいと思ったんですよね』

今、工場の一角に展示場を準備中。11月下旬に完成予定でお披露目会を予定されているとのこと。

 

また、

『うちは一点物のオーダーも受けていこうと思っています。値段はまたおいおい考えますが、例えば子どもの書いた絵を一枚だけTシャツにしたいとか、靴つくりたいとか出来ます。イベントに出展してワークショップするのもいいですね』

『諸条件はこれから一緒に考えていきたいと思ってるんですが、うちにある設備を使いたいという人に開放できるようにしたいなと。こんなのつくりたい!とアイデアさえ持ち込んできてくれたら大体のものは実現できますので、それで採算が合うかどうか、一緒に検討しながら仕事できる人を求めています。企業でも個人でも。』

 

とのこと。最高じゃないすか!いっぱい人連れていけばよかった・・・

 

 

というわけで、ご興味のあるデザイナーの人やアパレルに興味ある人、何かつくって欲しい方。お披露目会の日程が決まれば教えてもらうことになってますのでご紹介しようと思います。

※別に仕事で絡んでる訳でもなんでもないので、アリックさんに直接仕事依頼したいみたいなことがあれば直接連絡してもらったらと思います。

 

それにしてもこういう、世界で闘うレベルの仕事がどんなもんかっていうこの空気を、丹波で暮らす子どもらが早いうちに吸えたりすると、とてもいいんだろうなと思いますねえ。

自分自身の実体験としても丹波市内に生きて、丹波市内の人だけを相手に商売をしていると、どんどん世界の潮流から置いていかれる感覚があって。外の空気に触れておきたくなる。

年々、井の中の蛙になってないか心配になってきたりしてますので。