村の役員会
本日はみんなの家の集落の役員会。
後半、村の昔話になり。30年も前の話になると、今の世帯主さんたちが若かりし頃に自治会に入ったばっかりの時代ということになる。
『人の話もろくに聞けんと、皆にはほんとええ迷惑やったと思うわ』
『昔に比べたらほんまあんたは丸くなった』
『息子の気持ちもよーわかる』
いいとか悪いとかは別次元で横に置いとくとして、とにかく今、この瞬間というのは、昔からずっと積み重なってきた物事の上に存在してるし、今、目の前の状況というのは先代たちの積み重ねがあってこそ。
おれも、社会人になって、親父の話がすんなりと聞けるようになってから、妙に動きやすくなったように感じていて、たまにちゃんと親父の話をきき、向き合うようにしてる。親父が苦労したことは、俺にももれなくふりかかってくるから。
血は争えないからね。なんとかここまで、軽やかに二の舞にならず、軽やかにかわせてる気がしてる。
なんかね、今日はすごくほっこりした。
地域おこしとか、地域活性化とか、そういう類の言葉はあまり好きやない。この、目の前の人たち一人一人の事を、ものすごく都合よく抽象化して、ないがしろにしてる感があるから。
一人一人の集合体が家であり、家の集合体が集落なのだ。