wanTEDやってみた


午前中は事務処理。
経理作業はためるとね、後がね、大変になるんでね。

夜はうちでwanTED。プレゼン型読書会とでも申しましょうか。

僕、正直あまり好きじゃないんですよ。“プレゼン”っていう言葉。

プレゼンそのものがどうこうじゃなくて、世間での使われ方。
なんか妙に偉そうというか、かっこつけてるというか、いちいち仰々しいというか。
ただ単なる“発表”やんけとずっと思ってる。社会人になってからずっと。
中途半端な人ほど、なんか偉そうにプレゼンしたり、“今度プレゼンせなあかんから資料つくらないと”“今度プレゼンあるねんなー”等。なんかね、使われ方が好きじゃなくて。

だから、あえて“プレゼンしようぜ”っていう会にしました笑

ただの自分が読んでみておもしろいと思った本を適当に集まって適当に発表するんじゃなくて、
ちゃんと前に立って、それこそスライドとか使って、如何に効果的に、自分が伝えたいと思った内容を聴き手に魅せ、読みたいと思ってもらうか。

wanTEDでは、最終ゴールを“聴き手”が、“プレゼンを聴いて”、“最も読みたいと思ったのは誰の発表した本か?”に設定しています。

これはつまり、ただ単純に本の内容を説明してっていう話ではなくて、
自分が感動したポイントをまとめ上げ、そのポイントを伝える際にどう伝えたら響くのかを考え、きっちり伝えるだけではなくて最終的に自分を選んでもらう、というところに着地点を置いてあるところに一定のハードルがあります。

今回、4人がプレゼンしました。
僕もしました。

プレゼンの王道のパワポでスライド使った人もいれば、
あまり知られていないプレゼン用のフリーソフトを試用がてらやってみたりする人もいれば、
結局何も使わずに本だけ手にもってプレゼンする人もいて。

話の構成の組み立て方も様々。
聴き手の皆さんにちょっと実際に動いてもらってより体感的に本の内容を掴めるように魅せたり。

本当に多種多様で、実に面白かったですね。

河口さん

持ってこられた本の種類も様々。
ノンフィクションの手記、漫画、かつて流行った能力開発系の本、デザインのノウハウ本等。
本の種類も変われば魅せ方も変わる。おまけに人も変わればさらに変わる。
面白いですね、組み合わせは無限です。
仮に、同じ本を、同じやり方でプレゼンしていたらどうなっていたと思いますか?結果は恐らく、全然別のものになっていたと思います。何がそうさせるんでしょうね。

“本を読む”という行為は、インプット。
自分の脳みそに叩き込んでいくわけですが、映画とかも一緒です。
不思議なもので、感想として『めーーーっちゃよかった!』って思っていたとしても、じゃあ具体的に何がよかったの?と問えば、最初のうちは明確な答えが返ってこなかったりします。
映画を複数人で見にいった時、終わったあと余韻に浸りながらあの時のあのシーンが最高だったとかなんだとかって振り返りをする人多いんじゃないでしょうか。

あの、アウトプットの行為を通じて、自分は実際に何がよかったと思っていたのかがはっきりしてきたりします。
最初に受けた、ざっくりとした感想という名のインプットを、アウトプットを通じてチャンクダウンしていくわけですね。

つまり、アウトプットは、インプットの整理にも、インプットの向上にも繋がります。
これが、自分一人で完結できる人はあまり出会ったことがありません。自分の中に起きた体験を全て即座に明確に言語化できる人はこれまで会ってきた人の中で10人いるかいないか。

じゃあ別に、今回のようにわざわざ人前に立って、わざわざプロジェクターを用意して、わざわざこの為に時間とって資料も準備してって別にする必要なんかなくて、周囲の人に感想いうだけでもいいんじゃないの?って思われる方もいらっしゃるかもしれません。

その答えは、前に立ってみたらわかります。

もう第二回目が決まりました。

次の登壇者、募集しておりますよ。

【今回の貯金額】
2500円