三宮イベント


朝から三宮へ移動、兵庫県の多自然協議会が主催する移住イベントに参加。この日はちーたんを同行。

かれこれこのイベントも4回目。
毎回思うことだが、どこの自治体も基本的に子育て世代である30代以下の人に移住してきてほしいと思っている。でも、このイベントでは若い世代がものの見事に前を素通りしていき、年配の方々が足を運ぶ不思議なイベントとなっている。決して若い世代の人通りが少ないのではなく、若い世代はこちらをちらっと見てなんの関心もよせないそぶりで全く近寄ることなく立ち去っていく。

4年前の初回からその傾向はとても顕著で、席を外し、彼らと同じサイドからこの会場を観察してみると、席に座っている人達自体の年齢が高いせいではないか?という仮説がたった。人間というのはとても不思議なもので、仮に席に30代と60代が座っていたら、自分と年の近い方に話しかける傾向が強い。それは性別に関しても同じことが言えて、男性なら男性、女性なら女性、あげくに外国人は外国人に話しかけてしまう。やはり根本的に相談会というものは、自分が相談したいと思う相手方=自分と何かと似てる環境っぽい人に相談するという感じがある。

なのでかねてからずっと言ってきたことだが、子育て世代の相談に乗りたいと思っているのであれば、まずは素通りしていってしまうその足を限りなく自然に止めなくてはいけない。限りなく自然に足を止めてもらうにはどうしたらいいか?という問いに対し、今回ようやく実現したのはマスコットキャラクターを配置し、風船を配らせるというもの。

結果的に小さな子供がほぼもれなくちーたんに突撃し、ほぼもれなく風船をゲットしていった。
思惑的には成功。ただ、その後の導線は何も考えてなかったので、風船だけもらわれてどっかいってしまうのもこれまた大半だった。

しかしながらそもそも、根本的に移住相談なんていういわば身の上話に近いものをこうした公の場で気兼ねなく相談できる人というのもなかなか存在しない(厳密に言うと、当たり障りのない話だけはできる)ので、本当に相談に乗りたいならもっと形を根本的に変える必要があり、現状のままの形でいくなら最終的なゴールを例えば何か案内を配布すること(こんだけPRしたという成果)に落とすとかしないといけない。

とにもかくにも、こうした行政関係の取組は昔からずっとやってきたことだからという理由にもなってない理由で続けられてきているものが大半で今の現状や費用対効果に見合うものであるかどうかが別問題なので、しっかりと毎年見直すべきもんだと考えている。

まあ、とりあえずちーたんお疲れ様。今日は暑くなくてよかったねえ。