決算


先日、株式会社ニュービレッジ計画の二期目の決算を迎え。

外からどう見られているかわかりませんがここまでを端的に表現すれば、

一期目は真っ赤っ赤っ赤。二期目は真っ赤。累積では真っ赤っ赤。

といった感じですね。今存在できていることを全クライアント様に感謝申し上げる次第(ただ、ご安心ください、計画通りの想定の範囲内です)。

 

これまで弊社は、「丹波市のweb制作をメインとしたデザイン会社」という認識を皆様にもっていただきたいという願いもあって、徹底してあれこれ言わず、せっせと目の前のweb制作等をして参りました。

このコロナ禍でもあれこれ思いついたお役にたてそうなことは沢山あったんですが、不特定多数の相手が見えない支援的サービスよりも、今目の前でご相談頂いている先に注力したいと日々黙々と、粛々と。

あれこれ言うより、手を動かすということを大切に。

 

“3人で始めた会社”というのは、世の中的にも珍しい為か、たまに取材依頼なんかも頂いたりしますが、実際のところ個人的には逆だと思っていて。

“3人で始めるしか世に出れなかった”だけで、恥ずかしながら“各自が3分の1人前だった”だけの話。

3人でよく話しますが、1人で全て切り盛りする事業主さんは手放しで尊敬します。我々にはそれが無理だった。ここまでの結果は先述の通り真っ赤っ赤。

つまり、3人でもまだ1人前にできないでいるのが実態。なので、我々の穴を埋められる第4の刺客の登場を常々心待ちにしている次第。

 

3分の1人前なもので、弊社の誰かに何か世間話的にご相談頂いた物事でも、ほぼもれなく3人でああでもないこうでもないと何回も何時間も話し合っていたりします。ない知恵を絞ろうにも、そもそもの知恵がないので調べるところから始まることも多々。

 

webサイトというのは特段、万人にとって万能なツールという訳ではなく、「ネット上で情報を探している人がいる」ことが大前提で、探している人がいなければ基本的に誰にも見られないものでもあります。

なので、「webサイト制作してほしいんです」とご相談頂いた際、制作する目的等、色々と話を伺わせてもらい、あれこれ調べ尽くした結果、「webサイトいらないんじゃないですか?」とお断り申し上げたり、「webサイトではなく、折り込みチラシの方がいいんじゃないですか?」等と別の手段に変わったりすることがよくあります。

「webサイトの制作お願いしてるのに断るwebサイト制作会社さんは初めてですわwww」

と言われたこともあります。いや、もう、おっしゃる通りです。ぐぅの音も出ないくらい。

 

もちろん、こちらのリソースの問題で、寄せられる全ての要望にお応えできないという側面もありますが、それよりもただせっかく、決して安くない費用と時間、労力をかけて頂くので、対効果が見込めなかったり、制作する意義や意味が見えなかったりする場合に、どうしてもそれらを率直に申し上げたい次第。

“役に立つべきところで役に立つ”ことを第一に考えると、お断りすることが第一になってしまうことがあるということです。これは会社の経営をうまく回せない悩みのタネの一つだったりします。

ジレンマ。本当に悩ましい。本当に悩ましいのは、実際そんなに悩んでいないのが悩ましい。故に真っ赤っ赤。どうにかしたい病みたいなもんだなと思っています。

 

仕事を選んでいる訳ではないことだけは、ご理解頂ければと存じます。

 

今後に関しましては赤字から脱却するのが先か、それとも3人の体重合計300kgになるのが先かといった現状ですので、もはや世間のニーズ如何に関わらず「体を動かす仕事がしたい」と切に願っている次第でございます。切に。

余分な脂肪がなくなり、ガチムチになるやつ。探してます。

 

という訳で引き続き、今期の経営理念も「がんばるぞ」でいこうと思います。

 

今後ともよろしくお願いいたします。