キャリア


最近、求人を出している関係で、それなりに面接が入ってきている。日々。
はじめましての方々の、これまでの話を聴く機会が増えている。

究極、語弊を恐れずに言うと、過去の話は別にどうでもよくて、これからを見ている。
過去の事は所詮、取り返すことのできないもので、今から何を積み上げるのかには関係ないもの。

しかし、そうできない人は沢山いる。
実際のところ、過去の事に縛られる道理はどこにもないのに。

これまでがそうだから、これからもそう。

果たして、本当にそうなんだろうか?

僕自身、丹波にきて、丹波に来ることになったことが決まった瞬間から、腹の中に決めていることがあった。

過去のキャリアを、これからの仕事で使わないということ。
出来る限り、死の淵寸前まで、使わないでいたい。そうしたかった。

なぜかと言われると、それは大きく二つ。

一つは、過去のキャリアは自分自身が一度見切りをつけたキャリアなので、今後生きていく中で自分の人生には不要と考えたキャリアだからこそ、もう自分が積み上げるべきキャリアではないと思ったこと。

もう一つは、都市部から田舎に移住するということにおいて、仕事があるのか?田舎になんて移住して本当に生きていけるのか?等、様々な悲観的な偏見を、木っ端微塵に打ち砕きたかった。
なんとでもなるでって、証明したかった。後続の人らに、余裕綽々の、身一つで乗り込んでこれる地にしておきたかった。

結果的に、これまでのキャリアで仕事する(厳密にいうと、お金を稼ぐ手段にする)ことなく、かれこれ2年ちょい生きてこれた。これからも、きっと多分大丈夫。

今なら誰にでも言える。

『いけるで、意外と笑』

それはお前やからできたんちゃうの?と言われれば、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
いずれにせよ、僕のそのことが、あなたの生きていくこれからに何か関係ありますか?あなたの1秒以上先の未来は僕のそれにゆだねられていますか?まあ違いますよね。

自分ができるかどうかは、やってみないとわからないんだから、やる価値があるなら、やったらいいんじゃないかなって思う。