風通し


昼間いい天気だったので、家の窓という窓を全開に。清々しい空気が入ってくるのが実に気持ちいい。

これまでも基本的に、できるだけいつでも窓を開けるようにしている。乾燥する冬といえど、中に人間が一人いるだけでどれだけ湿気てくるかというのは、丹波にきてから最初住んでた精神と時の部屋での半端ない結露具合から実感してた。

田舎は街中に比べて山に囲まれているしすぐそこに水源もある。湿気と共存していかないといけない。
締め切ってる空き家がすぐダメになっていくのもよくわかる。空き家がダメになるのはこの湿気によるもので、たまに空き家のオーナーが窓を開けて風を通しにくるっていう話はよく聞くが、つまりこういうことなんだと思う。

街中から田舎へ引っ越してきた人が、家の中カビだらけにしてしまったりすることも多いと聞くが、それは田舎の人からしたらこういった昔ながらの古民家をまるで街中のマンションのように締め切って生活しているのがそもそもの問題やと思っていたりもする。

家の材質によって、家そのものを守るための工夫や知恵があるなんていうことは、鉄骨とコンクリに埋め尽くされている街中では教えてもらうことがない。ダメになったら他があるからってくらい、モノが溢れていることも1つの要因。

地方と都市の勝手の違いについて、ちゃんと把握することが大事ですな。

夜は先日の隣保の二七日ということで、集落全体で般若心経&西国三十三か所のご詠歌を読経。
お疲れ様でした。