連れがU-29に出たってよ


夜、NHKの番組、「人生デザインU-29」を見る。友人の安達鷹矢が取り上げられたのだ。

鷹矢との出会いは丹波市に移住する少し前の、ちょうど前職をやめるかやめたか、それくらいのタイミングであったので確か2012年9月だか10月だかその辺からの友人。丹波市での暮らしの中で、最も古い付き合いといえる。

はじめましての時から超絶なインパクトをくれた人物のうちの一人でもある。

「僕ね、お城に住みたくて篠山に引っ越したんですよ」

「いやいや、城ないやん、跡やんあそこ」

ってな具合のはじめましてだった。こいつはなかなかのイカしたアホやなと感銘を受けた。
昔からいつか田舎で住んでみたいという思いがあって、前職をやめてなおITか医療のキャリアの延長線上をいくかどうか悩んでいる最中に鷹矢と会って、ああ、年下なのに先にいっちゃっててすげえな、うらやましいなと率直に感じたのを覚えている。

当時から金ない・やる気ない・働かないキャラを地でいく感じで、今や鉄板ネタとなった伝説的事件の、ある日突然所持金を全額寄付して文字通りの無一文になってみる、無一文になったら人はどうなるのかを自身で試す、という訳のわからない取り組みを始めてみたりと全くもって俺を飽きさせないセンスを持っている。むしろ俺を愉しませるセンスを持っているといっても過言ではない。そんなこんなでたまに遊んだりする日々を送っていた。

「今年はちょっと真面目に仕事しようと思うんです」

らしくないことを言いかけていた今年。そうかあついに真面目に働いちゃうのかあ、ということを脳みその片隅に入れていたら、思わぬ話が飛んできた。それが丹波市が運営・管理していたたんばの仕事

今年度から、弊社が丹波市から委託を受けている移住相談窓口業務に、このたんばの仕事の運営業務がくっついてくることになった。その時、社内のリソースを見ても回せそうになく、このままいくと自分がやらないといけない。やれと言われれば当然やれるのであるが出来ることなら他の誰かにやってもらいたい。そんな矛先にいたのが鷹矢だった。

自分自身、移住してかれこれ4年半。ここにきて鷹矢に仕事を依頼する日がこようとは。
いやはや、人生というのはどうなるかわからないもので。

NHKのこの取材に半分くらい同行していて、普段からお世話になっている社長さんたちのもとに鷹矢が取材しにいっていて、おもろい生き方、生き様をしている社長らに触れて、鷹矢自身も心揺さぶられる瞬間が見てとれて。
番組を客観的に見ていて、ああ、いい社長たちに触れると、若い世代はこんだけ生きた顔するようになるんだなって思う。

今、新たにサイトをリニューアルしようとしている。
http://tambanoshigoto.com/

なぜ田舎で働くのか?
その意味付けや定義付けは、色んな解釈がある。その中でいくつかに絞って展開を考えている。
そのうちの一つが、社長との距離がとてつもなく近いという側面。

社長との距離の近さは、よその田舎も同じ。じゃあ丹波市は何が違うか?
社長がね、おもろい人多いんですわ、ほんと。

それを、感じられるものを目指している。それを、感じられるものに仕上げているのが、鷹矢でございます。

いいきっかけになるといいなあ。

この日、新たに姪っ子が増えて。いい一日でした。