高島屋最終日


本日で新宿タカシマヤの美味コレクションも最終日。いやあ、おもろかった。

なんだかんだ、何が楽しかったっていうと、自分が最もペーペーの環境ってのがおもろい。やっぱり楽しい。飲食やってる訳でもない自分が、飲食のプロに囲まれながら一緒に仕事するとかまあない。

どうしても好きなんよなあ。できなかったことができるようになる、知らなかったことを知りわかるようになるのが。自分が伸びてく感覚が。変化していく感覚が。これはもう、そういう性分なんだろなあと思う。しかもなんでもいいんだなと、そういう環境であれば、仕事は。

大学生くらいの時やったかな、何においても専門家になれない自分が不安で、無力で、どうしようもないなあなんて思ってた時期があって。

でもゆうてそれは、専門性を持てない自分を非難していても何も始まらないので、とにかく目の前に飛んできたものに必死ここうと決めてから、これまでもずっとそうしてきた。

幼稚園の頃の夢はサッカー選手。挫折は小学校二年生から三年生に上がる時。通ってたYMCAのサッカー教室が、2年生までしかなくて、三年生から少し離れた服部緑地までいかないということで辞めた。今思えばおもろいな、距離が問題だったっていう笑

その後、これしかなかった的な感じでバスケ始めて。上には上がいすぎたから割かし早めに見切りは付けつつ、でも楽しいから高校まで続けて。

ミュージシャンに憧れてギター買ってもらって練習してたけど、高校の時絶対音感なるものを持ち合わせている人に遭遇して生まれ持った才能にはかなわないことを知り挫折。ほんまよく考えると挫折理由が理由になってないな笑

新卒で働く時は、社会勉強を目的に会社選ぼうと思って、何が一番社会勉強になるかなって思った時に、一番興味ないところいこうと。一番興味ない業界に身を置くことは伸びしろしかないんじゃないかと。それが結果的にIT業界で、相手が医療業界だった。営業だったのは、一番基礎になるものだと思ったから。

結果的に、色んなものが身についたけど、一番大きかったのは、興味のあるなしに関わらず、好き嫌いに関わらず、目の前のことに100%出せる自分ができたことだった。

丹波市にきてからも、フォークリフト乗れるようになり、トラック運転できるようになり、猟師の免許とったり、調理師の免許とったり。世の専門家からしたら訳のわからないキャリアを積み上げまくっていて、何の役に立つのかさっぱりわからない生き方をしているように見えるんじゃないかと思う。

でも、はっきりとした、一つの専門性は自分には遠く縁のない世界であっても、色んな物事をある程度やれて、ある程度知っていて、逆にできないものがそんなにない、知らないもんがそんなにないっていうのが、今生きている中でとても自分にとっては活きまくっている感覚がでてきている。

俺はこれで、いいんだと思う。生き方や生き様は、人それぞれやから。

自分がこんな感じだから、身の回りに専門家がたくさん囲まれ、自分が最もペーペーであると感じられる環境下は楽しい。そんだけの環境下をくれる、ma-noは最高ですなあ。
だって俺以外プロやもんな笑

この二日間は個人的に、三澤巨匠にツボりまくっていた。朝から晩まで、最強に勉強させてもらった。地味にお会いするの、巨匠が丹波市に移住してくる前のタイミング以来だったからなんの奇跡のイベントなんかなって笑

ま、そんなこんなで。最終日も無事に終了。

ジビエバーガーにチーズ工房醍醐さんのトミーノチーズ挟んだチーズバーガー。チーズバーガーが好きで、これはこれまで食ってきたチーズバーガーで一番うまかった。醍醐さんのチーズがまじ美味くて、こんだけ分厚かったら頬張った時口の中の三分の一くらいがチーズになったけど一切素材の邪魔をしない、でもチーズの味と風味がしっかり溶け合う、最強の組み合わせやった。

美味いもんも食えたし、いい勉強になったし、ちゃんと仕事したし笑

いい機会でした。

それにしても新宿高島屋は色々すごかった。まずこのブースを許したその器の広さ笑
他の百貨店では色々規則がきついと聞くし、こんだけゆるくやらしてくれるところは絶対にないと思う。

あと、この催事場の自由度の高さ。どこでも水道ラインが作れて排気も自由自在。ここはほんますごかった。ご縁に感謝。