理想


四六時中、何かを考えてしまう。

昔から自分にとって最大の休息は、何も考えなくていい時間。

 

それを手に入れたくて、昔はよく夕日を見に行ったなぁと。丹波は山に囲まれているから、西側が開けた場所が極端に少ないから、夕日がとても貴重で。

 

 

考える割に、自分だけで頭を整理するのが苦手で。

誰にでも気軽に話せる内容ならともかく、複雑なものは人に話す方が億劫になってしまう。

考えて考えて考えて、考え抜いて、行き詰まって、人に話して整理を手伝ってもらって、その見えなかった先から、絞り出した苦肉の策を、

「さすが」
「才能」
「能力」

なんていうチンケな一言でまとめられてしまうと、何のために考えたのか、何のために頑張ったのかもチンケな気がして、やる気がすこぶる萎える。

 

平和な世界というのはなかなか難しい。

適当なアホなことばっかり言って生きていたいのに。