先行投資的お勉強


世の中の色んな事象において、100点満点の結果を出すことはすこぶる難しい。こうした方がいいといった答えを持ち合わせていても、それで100点取れる人もいればそうでない人もいる。

何をもって100点というか?何でもって100点を目指すか?

答えがあるようでない事象でも、できる限り先まで考えておいて想定の範囲内としたい性分なもんで、読了。

 

 

性教育について一回ちゃんと考えておこうと思った最初の発端は、嫁氏の言動と、そこらへんのママさんの言動から。

およそママさんたちは、

男の子のあそこはなんの恥ずかしげもなく『チ◯チ◯』と言うが、女の子のあそこは変に避けるように『あそこ』とか『おまた』『おしっこ』等と表現する。

個人的には、この手の話は変にはぐらかさず、嘘をつかず(コウノトリが運んでくるんやで的な)、ストレートに正しい情報を伝えるべきだと思っていて、同じような感覚で話してたらまだしも避けてる感をやたら感じるので、それがあまりよくないんじゃないか?(子供からしたら、幼児期でも大人の空気を敏感に読み取ってるので自分の体によくないものがついてるんじゃないかと思ってしまうんじゃないか?)と思ったのが、きっかけ。

この話はまだどこかで話すとして、

この本はほぼ漫画なのでサクっと読める。およそ子供から飛んでくる無邪気な質問への回答例が、一段階目のやり取りとしては80点分くらい乗ってる。でも、本当はその2、3歩先を考えたいところ。

それにしても性教育の話は難しいなと思う。

何がって、

性は相手あっての話なので自分ちだけで完結しないことと、この手の話はエロがなんだセクハラがなんだ下ネタがなんだと言われがちで真面目に安心に安全に話せる環境がなかなかつくりにくいことと、倫理観とか貞操観念、羞恥心なんかが無駄に絡みついてきて議論がまともに進まないこと。

この辺がなぁ、ほんと、ぶっちゃけめんどくさい。親は当事者じゃないんやけどな。

でも、大事なことは大体めんどくさい。めんどくさいことは大事なこと。どっかのタイミングで関心ある人たちで話せる場を設けたいですな。