大阪な一日


朝から大阪へ。まずは天満橋にあるOMMビルにて、いなか暮らしフェアに出展。
夜までの都合で難波界隈に車を停めて電車で天満橋へ。

丹波市

全体的に人がたかっていたのは、九州・沖縄エリアと、長野、そして丹波エリア。丹波エリアというのは、京都の丹波も含む。
この大阪で界隈されるイベントにおいて、これらに人だかりができる傾向としては、やはり観光等で一度は足を運んでいる地域かどうか、テレビや雑誌等のメディアにおいて露出が高い地域かどうか、そして近場であるかどうか。この辺がかなり決め手になっているように感じる。

というのも、こういった日本全国大集結といった感じのイベントではどこも結局山やら海やら川やら食べ物といったものを押し出してくる訳だが、いったことのない地域であればどこも同じで一緒という風にしか見えない。知らないから区別や判別がつかないのだ。その中でまず最初の興味がどこにわくのか?を考えるとやはりいったことがある先、テレビとかで見たことがある先、身近にいける距離にある先ということになってくる。これはいかんともしがたい物理的な話。

なもんで、丹波はこういった側面からもよそに比べていくらか恵まれているという実感。
昨年度も、移住相談窓口で相談を受けて移住している人の人数というのは、所詮全体の10分の1程度しかおらず、つまるところ何も相談を受けなくても移住できてしまうエリアであることが結果からして明らかであって、10分の9が勝手に自分達だけの判断でそれが仕事の都合なのか家の都合なのかその他の都合なのか問わずそれで移住できてしまっている現実がある。

こうなってくると、移住相談窓口がどうにかこうにか頑張って全員の相談を受けるというよりは、この窓口を経由せずとも自然偶発的にパッと移住できてしまって、おまけに何も問題なく暮らせていける地域にするという方が実は自然なんじゃないかとも思う。それは街中から街中への引っ越しの感覚で、大阪で生まれ育って大人になって就活して、働く先が神戸になったけど大阪の実家で暮らしていますとか、仕事の都合で東京勤務になったから大阪から東京へ引っ越しましたというような具合の自然さを、この丹波市も追えるんじゃないかと思う。

我々は所詮、丹波市から委託を受けて移住相談窓口をやっているものの、行政ではないので、何がなんでも移住希望者を増やさないといけない、相談件数、相談人数を増やさないといけないというのは考えていない。そもそもの目的である、移住を検討している人達に対し、適切に情報を提供し、適切に暮らしていける集落や仕事を見つけることができるようにしてあげるのがいかに自然な形で実現できるかが肝であって、相談窓口そのものの存在を守り拡張していくというのは筋から逸れている。

いかに人や時間、労力を介さずとも、街中から街中への引っ越しのようにいとも簡単に自然に行えるようにするか。
これが今のところ大事な指標であると考えている。

篠山市

お隣の篠山市もとなりの人間国宝を投下して頑張っていた。
個別の地域だけをとらえることなく、大きな括りで俯瞰して物事をとらえることも大事。

大阪

途中で抜けて梅田へ。巨大な本屋マルゼンの横のアルモニーアンブラッセ大阪にて高校の同級生の結婚式へ参加。
懐かしい顔ぶれがたくさんあって非常に懐かしかった。
懐かしい顔ぶれと懐かしい話をするのも楽しいけど、やっぱりそれだけだと所詮過去の話であって、それから先のことが何もないから、もっと今後の楽しみを一緒にやれるようにしたいなあと思う。

心斎橋

夜はまた心斎橋へ移動、public kitchenにてosaka丹波会
梅田駅から南界隈をうろついた今回、前職時代のフィールド。色んなことが思い出されてきて、妙に感傷的になってしまった。大阪の街ももう、そういう場所になってしまったんだなあと思う。