アメリカ滞在記4日目~奇跡の出会い~
ようやく慣れてきたアメリカ生活。初海外というのもあると思うけど、ポンと海外にきて落ち着けるようになるまで3日はかかるんだなあという実感値。3泊くらいじゃ慣れてきたところでおしまいって感じなんでしょうな。
朝一番からホテル界隈では歓声が。スタジアムでなんかやってるっぽい。休みの日がアメリカ人の本領発揮とは聞くが、この日はほんと朝からあちこちがにぎわっていた。
この日買い物に連れていってもらう予定だったが、先方との連絡がつかずキャンセル状態になり夜までの予定が空白に。
そこで、先日インディアナポリスにきていることをfacebookを見て知った丹波市柏原町の三光堂さんから連絡を受け、何やらインディアナポリスに丹波市出身の人が住んでいるという情報をキャッチ、連絡をとって夕方あってみることに。
それまでの間、午前中はたまったPC作業をし、昼ご飯を食べに美山里山舎のお二人とダウンタウンへ。歩いていけるところに色々集約されているというのは、とてつもなく広い国だからこそ有難さが倍増。丹波市も、歩いて楽しめる町を創った方がええなと真剣に思う。
ダウンタウン内の工事現場。足場の組み方が違う。こっちの方が頑丈そう。完全にロックされてるように見える。随所に違いがみられますな。
パッと見だいぶあらくたいチーズバーガーを食す。今回はまっぴるまからのビールを止めた。昼間にビール飲むとやたら眠たくなって何もかもが台無しになる。
いい天気だったので、ダウンタウンを散歩。Soldiers’ and Sailors’ Monumentに到着。すこぶる気持ちよかったのでここで待ち合わせすることに。
アメリカのスズメはどこかアメリカンな感じがしますな。顔のところの毛色が違う。
街中に水辺があるとどこかほっこりしますな。インディアナポリスの人もかなり愛してやまない場所というのがよくわかる。皆気持ちよさそうに太陽の日差しを満喫してはった。
しばらくして合流。
元丹波市柏原町東奥出身の風早(旧姓大坪)としえさん。インディアナポリス在住24年!
今回会えたのがどれくらいの奇跡だったのかを時系列でご説明いたしますと以下。
◆僕がインディアナポリスのとある会社に8/17~8/24の一週間視察に行くことになった(元々は僕が行く予定じゃなかった)。
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◆インディアナポリスに着いたことをFBで投稿、それをたまたま三光堂の竹内きみこさんが見ていて、今年の春にとしえさんが来店されたことを思いだし双方に連絡、連絡先を教えてくれた(今年の春に初めて来店されお会いし話しこんで意気投合していたんだそうで、その後ちょこちょこ連絡しあっていたんだそう)。
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◆視察は美山里山舎とご一緒していて、自分都合のスケジュールが組めず8/21の日曜日の朝を迎えたら、たまたまふっと予定されていたのがキャンセル、夜のレセプションまで時間が空いた。
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◆教えてもらっていた連絡先に連絡、ちょうど昼の13~15時まで僕が滞在していたところまで車で30分程の先で予定があり夕方なら会えそうという返事がきて会うことに。
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◆遭遇。
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◆たまたま、丹波会Tシャツをもっていってたのでプレゼントし記念撮影。
としえさんは旦那さんが日本人(岡山の人)で、仕事の都合で28歳の時にインディアナポリスに転勤の為家族全員で引っ越し。
当初“How are you?”すら聞き取れなかった丹波弁ばりばりの英語皆無な生活を送ってきた中、色々大変なこともあったでしょうがそれでももう24年、ずっと生活されてきたんだそうな。
旦那さんが最近メキシコに単身赴任が決まり、子供も育ってほとんど家にいない為、これから先何しようと考えた結果“美容師になろう”と不意に決意、それで僕が滞在していたダウンタウン近くの美容院にまで修行にでてきていたのでありました(お住まい自体はダウンタウンまで80km程離れた先)。
何か一つでも積み重ね損ねたらお会いできてなかったであろう、これ以上ほんと形容のしようがない、文字通りの“奇跡の出会い”でした。
今回初海外だった訳ですが、アジア人すらほとんどいないインディアナポリスのダウンタウンで、こてこての“丹波のオカン”に遭遇し、普段顔を合わせる丹波のオカンたちと同じように
“こんなところまでよーきちゃったなあ”
“なんか困ったことあったらいつでもいいや”
“何か買い物とか行きたいところあったらゆいや”
みたいなことをダウンタウンのど真ん中で言われた瞬間に、もうその辺のダウンタウンがただの“ゆめタウン”に見えてくるという不思議な感覚に襲われました。
ちなみに丹波市の市役所職員さんたちが着てらっしゃるちーたんポロシャツも丹波会Tシャツと一緒に持って行ってたのでプレゼント。旦那さんでメキシコで着てくれるんだそう。ちーたんのメキシコ入りが実現しそう。
いやはや、来年あたりにはアメリカ丹波会@インディアナポリスとかが実現しそうですな!丹波会もグローバルになってきた!
奇跡のご縁をどうもありがとうございました!
夜は滞在するホテルをMarriott Hotelに移し、一階のbarでレセプションに参加。
しかしでかくてゴージャスなホテルはどこかそわそわしますなあ。
一日、としえさんのインパクトがでかすぎて色々なことを考えた。
彼らの子供は見た目は完全に日本人(日本人同士の結婚だから当たり前)やけど、中身が完全にアメリカ人。親はよそものでも子供は地元っ子ということになる日本の(田舎の)事情と当然そこは一緒。
片道24時間かかるほど遠く離れた土地で、同じような現象が起こっていて、これは世界のどこでも同じこと。
小さくて狭い片田舎の事情も、世界に通じている。
世界は広くて意外に狭い。