人権学習~今年は認知症~


前日の夜にビール2本胃に流し込んだら記憶喪失かってくらい爆睡、起きたら11時。12時間くらい寝てた。時差ボケほぼリセット。

晩酌

用意して急いで大阪へ向かい、嫁さんと子供をピックアップして、実家寄って、丹波戻ってきて村の人権学習会に参加。この日は家がある方の集落。日曜日は会社がある方の集落。どんだけ学習すんねんってくらいまさかの2連チャン。

認知症

簡単にザックリと内容を言うと認知症の話で、主人公(嫁さんと子供持ち。共働き)の親父(おかんは大分前に他界)が認知症になって、親父が嫌いやったけど長男でしょという理由だけで預かったけど色々やらかしてくれてブチきれた後日親父が行方不明になってどっかいっちゃったということになって認知症サポーターが見つけてくれてあれやこれや話を聞くうちになんだかええ感じになってきて和解しておしまい、という感じ。

2点。

途中、主人公の会社では男性が介護休暇なんかとてもじゃないけどとれないとかいうくだりが出てきて、でも最後にちゃっかり介護休暇をとって締めくくられる。とるんかい!!という気持ちになった点。

最後の方、認知症とはどういうものなのか?みたいなのを色んな人から聞いて主人公たちが理解していって優しくなっていって、最後お父さんと和解みたいになって主人公宅で円満って感じやったんやけど、このハッピーエンドっぽい空気は一体誰にとってのハッピーエンドなのか?と考えると、認知症である親父なのであるが、主人公も気持ちよく介護休暇をとってしまっていたが、最初に懸念していた事項(共働きで家族を支えている、会社では誰もとるような空気感じゃない)は一体どこへいったんだろうか?
その後の行方がまあまあ心配になる感じだった。

もう1点は上記の、最後は主人公宅で円満、という点。
もともと親父が住んでいた実家はどうなったのか?といえば、まあ当然空き家になっている訳だろう。これが、

実家=田舎、主人公宅=都会

だったとしたら、これは田舎側で喜べる話なのだろうか?ということ。
チラシにも記載されている通り、あと10年程したら65歳以上の20%が認知症になると予測されていて、その通りになったら?
村の65歳以上の人のうち、20%が認知症になり街中にでていってる子供宅に引き取られていったら?

えぐいくらい空き家が出て、誰のものかさっぱりわからなくなった山等が増えに増え、動かしようのない感じがずっと続いていってしまったりするんじゃないか?みたいなことがよぎって非常にそわそわした。

前職の関係で認知症については色々聞いてはいるが、癌とかと一緒でそもそもなぜ最近増えているのか?といった話題に関しては利用関係者にお任せするとして、現状いつどのタイミングで誰が認知症になるかわからない中、一般人としてはどう対策を打つか?ということになる。当人もなりたくてなるわけじゃないので、自分自身も含め万が一なった時のことをちゃんと考えて手を打っておく必要がある。

考えておくだけじゃ何も意味がなく、交通事故で保険入ってませんでした的な話と同次元。起きてからでは遅い系のテーマだと感じた。

俺も自慢じゃないが完全に若年性アルツハイマーになってきているという自覚がある。遺書書いとこかな・・・

あとこれ、最後和解してるからいいけど、和解してなかったら最悪やんね。
生きてる間に素直になって家族全員仲良くやっとくのは大事ですな。素直が一番。うんうん。