地域との関わり代(しろ)を創る
年が明けて昨日から仕事はじめ。
この日は黙々と作業。
特に何も考えないでいい作業の時は作業用BGMにかつての名作ゲームの音楽をかけてやると目の前の単調な作業がラスボス感のテンションになってきて異常に作業速度があがる。音楽のもたらす効果は計り知れない。
夜はとある市内の自治振興会会長と話する機会を頂く。
かれこれ、移住やら定住やらに関わる中で、元々地元だった子らでUターンしてくる人、Uターン考えてる人、Uターンするつもりはないけど地元に対して何かしたいと考える人が年々増えてきている実感がある中、どうしても既存の、地域の自治を行う組織体にうまく関わりが創れないでいるこの、先方が抱える組織体の仕組み上の課題、関わりを創りにかかる側の課題が噛み合わないこのジレンマをどうにかこうにか解消したいというのがここ最近の自分としては割と優先順位が高い項目。
これもまた、どういう表現が適切かなんとも言い難いけど、
“地域との関わり代(しろ)を創る”
というのが、自分としては急務やなと。なんとかしたいんよなー、ほんとに。
地元に対してなんとかしたいと考えている人と、なんとかしてほしいと考えている地元の人が、何故こうもうまく絡み合わないのか、を、解消したいと考えている。
その為に、いかんせんこれまでやったことないことだからこそ、
“とりあえずやってみる”
ことが今最も重要で、やってみないことには検証のしようもないし、やってみて初めてもっとこうした方がいいという賛と、やっぱこうした方がええんちゃうかという否が巻き起こる訳で、賛否両論巻き起こるだけの一歩を進めないといけないし、進めることを臆してはいけないんやろうなと。
結局のところ、今の地域は自治会とか、自治振興会、自治協議会といった箱が、地域の住人が地域の為にというところで納めている税金の配当を受けて、その予算を組んで運営している。自治振興会とかになると、地区内の自治会長等何かしらの役職についている人で構成されていて、すべからく年輩の方々。若い意見と力が必要だ、といっても、箱がそういう人の集まりである以上地域の為に動きたいので入会しますとかそういう制度が仕組みとしてなく、若い力が必要だということになった場合に正規ルートでいこうと思えば自治会長とかになるしかない。
でも、自治会長職は熱心な人であれば年間150日~200日は何かしらで労力と時間がとられると言う。そんな余力が今の若い世代にあるかと言われればこのご時世ないことの方が多い。ただ、世の中お金じゃないんだとか、大変やけどそれでも地域の為になるのであればという若い世代もちゃんといる。それらを組み合わせようと思うと、既存の仕組みで取りこめないのであれば、新たな仕組みをつくるか箱を用意するか、別の組織を創ってそこと関わるような仕組みを創るか等、これまでにない動きにでる必要がある。
これまでずっと継続してやってきたことがあり、それがよくも悪くも今の結果を創り出していて、今の結果で何か不満な点や改善を要する点があるのであれば、じゃあこれまでの流れ通り同じことをしているのでは解決できないことは明確で、逆に何とかしたいのであればこれまでやったことのない領域にうってでるか、これまでやってきたことをやめるかというこちらも単純な話。それができないのであれば、じゃあやってもらえる外部組織を創るしかない。実はかなりシンプルな話であると感じている。そういう時に、我々のような元々ヨソモノの出番だったりするんだろうな。
そんなこんなを、改めて感じた今宵。