関西リーダーズキャンプin奈良県吉野 二日目


朝ご飯は前日にわたくしめが適当にご用意。適当にご飯が作れて調理免許をもっていてよかったよかった。こういう時に地味に活躍する場面があるなしかし。

移動してoffice campへ。

東吉野にあるここはシェアオフィスで、この界隈のここだけめっちゃオシャレ。

この椅子、前のめりになると少しだけ椅子が前に傾き、後ろに体重をかけると前が少し浮くデザインになっていて、PC作業をし休憩をする時は後ろにもたれると休める、onとoffを創りやすいように設計してあるんだとか。この椅子めっちゃ欲しい。

近くの川では釣りを楽しむ方々が。
このリーダーズキャンプで行く先々の川では必ずといっていいほど誰かが川で遊んでいて、それがすごいなと思う。丹波市では川で遊んでいる人はほぼゼロ。川は危ないから入っちゃいけない、遊ぶところじゃないからという親からのオペレーションを受けて育ったという世代が今の40~50代。すると、今を生きる大学生以下くらいの子供らは自分の親が川で遊ばない世代&遊ばせてくれない世代だから自分も必然的に川で遊ばないのが“普通”で“当たり前”。誰も遊ばないし人が近づかないから川沿いは草がボーボーで人間より猪の方がよく居る。どっちがいいことなのかは視点によって異なると思うが、個人的には川で遊びたい、遊ばせたい人は遊べるような許容だけは持ち合わせておいてほしいなあとは思う。せっかく田舎に住んでるんやし。うちの子も川で遊ばせたいし。

その後軽く蜻蛉の滝へ。来た瞬間すんごいデジャブ感に襲われた。ここ絶対きたことがある。いつやろ、多分大学生の時かな。妙なタイムスリップ感を味わう。

お昼には山鳩湯へ。水質的には有馬温泉の金泉系で、赤茶色した温泉。ぬるめのお湯でずっと入っていられるくらい気持ちよかった。冬になると雪に覆われるらしく、周辺の風情も楽しめそうなところ。

お昼にいただいた鴨釜飯。温泉で炊いてあるんだとか。最高にうまかった。

その後、美吉野醸造へ。

吉野杉は元々酒樽をつくるのに植林してたそうで、その木桶を使った昔ながらの製法を蘇らせようってことで木桶仕込みの商品も作っていたり。何種類も試飲させてもらって、特徴的だなあと感じたのは乳酸発酵させている酒が多かったこと。乳酸による酸味が口に入れた瞬間からブワっと広がり、遅れて甘味等がやってくる感覚が珍しいなあと。丹波市の酒蔵ではあまり味わうことのない風味でおもしろかった。菌の世界は奥が深い。いずれビールやりたいんやけどなあ、クラフトビール。どっかに修行しにいこうかな。

駅までの帰り道、どんなもんやったかの振り返り。

関西リーダーズキャンプとかいうもんだからあれやこれやとワークショップ漬けなのかなと、そんな自分リーダーでもなんでもないのにとか思いながら最初かなり身構えながらの参加やったけど、振り返ってみると特に何にもやることもなく、ただ参加者とワイワイキャッキャと楽しく過ごす時間がたんまりとあり、普段話せないような話ができ、実にくだらないしょーもない冗談が飛び交ったり、大人の修学旅行な感じで実に楽しかった。

普段、どうしても色々やってると“真面目に”“真剣に”“考えなければならない”みたいな状況下で取り組むことが多く、でも実際そういう堅苦しい時間が去った後の懇親会でアホナ冗談でも交わしながら話している時にこそいいアイデアが浮かんだり、気兼ねなく話せるような間柄であることがわかってこそそこで初めてお互いが何を根本的な気持ちとして抱えていて、どう変えていきたいのかといった本当の想いみたいなものに触れてようやくじゃあ一緒にめっちゃやったろうやんけ!ってな感じになったり。このあたりの感覚を踏まえてプログラムを組んでいたんだそう。めっちゃ楽しかった。

最近の自分に足りなかったものは、バカンスだったんだな、ということに気付いた二日間でした笑

本当にありがとうございましたー。