順番の破壊力


夜はこないだのture-techにきていた青垣町の祭りチームがみんなの家に宿泊。夜来るっていってた時間よりも早くくることになったからやむなく消防を休み、翌日の朝ご飯の用意。久しぶりのカレー。今回は芦田ポートリーのひね鶏のハムを大量に使用。

やたら燻製臭漂うカレーに。やってみるとめちゃ美味い。燻製恐るべし。匂いがカレーに負けてない時点で強い。これはまりそう。

谷川駅まで迎えにいき、その後色んな話をして。その中で特に長く話していたのは“順番”の話。

およそ誰かと何かについて関わる時、話の進め方として“順番”というのは最終的な結果を大きく左右する。
例えば。

自分が丹波市にきたことがないとして、丹波市に住んでいる人に対し、丹波市もっとこないした方が絶対ええで!っていう提案なり話をしたいと思っているとして、それをほぼはじめましての状態で開口一番そんな提案をしたところで、

「うんうん、で、おまえ誰やねん」

でいきなり話が行き詰まる。話の内容がよっぽどごもっともな内容だったとしても、完璧なロジックが組まれていても、不思議なほどに話は進まなくなる。

これは営業の世界でもおなじことがいえる。どんだけ優良な会社で、どんだけ最高なサービスを提供していても、そもそもおまえ誰やねんという最初の壁がクリアできないと、そもそも営業としての交渉が始まらない。要は、お互いの信頼関係が構築されない限り、本当の話は聞けないし、本当の話をしようとは思わないしという状況が続く。

同じ話をするにしても、順番が違うだけで結果が大きく異なってくる。

だから、特定の地域に対して、その地域のなにがしかについて提案やらをしようと思うなら、何よりも先にまずはその地域の人と仲良くなることが何よりも先にやるべき。それは具体的には何か困っていることを手伝ってあげるということを通じて仲良くなったり、もっとライトに話を聞いてあげるだけでもいいかもしれない。話をまず聞いておくと、その後こちらから何か話した場合、相手方の話を受けて出てきた話という位置づけになる。それが芯をくった話であればあるほど、

「あいつちゃんと俺の話聞いてるやんけ」
「あいつそんなに色々考えてくれるなんてめっちゃいいやつやな」

といった反応に変わる。不思議なもので、順番というのは最終結果を大きく変える力がある。色々考えている中身や方向性がいいものであればあるほど余計に気になる順番。絶対に通したいもの、絶対にかなえたいもの、絶対に譲りたくないものがあるなら、余計に順番大事。

順番大事。
大事なことなので二回言いました。

そんなこんなを話しているともう朝4時でしたとさ。