高校生の子どもを持つ親気分


数ヶ月前。

とあるブッディストから久しぶりの連絡がきて、zoomに招待され。

柏原高校の知探コースに通う高校生らで、“移住”が研究のテーマになっていますと。どう進めていくか悩んでいるところなのでなんかこううまいことまとめてあげて欲しいという超ざっくりとした話がきまして。

 

 

それなりに答えを持ち合わせている(こうすべき等)分野なので、答えを渡してしまっては考える余地がない。それでは子どもの為にならない。自分で調べて、自分で考えて、ちょっと頑張らないと届かないような体験が積めるといいんだろうなという空気を察し。

市の担当課と移住相談窓口現場で動く一般社団法人Beに相談。このままただ単純に窓口現場と高校を繋ぐと、双方ともに願った結果が得られない気もして、今年度事業としてやる必要のあるものが残ってないか確認、ありますと。それは何かとなれば移住検討中の人向けのイベントですと。

 

『あ、じゃあ、高校生と一緒にイベントしたらどう?現場としてはやる必要のある仕事として、高校生としては生の仕事現場で直接調査できるし』

と打診。その後柏原高校もOKで三方納得ということで合致したのが↓↓

 

◆11月29日:現役高校生に聞く!丹波の暮らし方
https://teiju.info/event/6044

 

最終的に高校生達は自分の通ってきた小・中・高がどんな学校でどんな生活してたか、どう思っていたかをプレゼンすることになったんだとか。いいですねえ、背伸び要素笑

移住相談の現場で、現役高校生が移住相談にのるというのもだいぶ珍しいんじゃないでしょうか。

参加者は特段市外の人に限らないとのこと。中学生以下の子どもを持つ市内の親も、柏原高校がどんなもんか、覗いてみるのもいいと思いますね。

どんな感じになるか。楽しみですねえ。このまま頼りになるオトナ達にお任せして、結果報告を楽しみにしていようと思います。

 

 

※後日談。たまたま、この高校生らの経過報告を聞く機会があり。そもそもなぜ“移住”をテーマにしたのかという話が出て、

『自分の親は移住者で、丹波で農家とパン屋をしています。自分自身も移住者なので、移住の現状について調べてみようと興味を持ちました』

むむ・・・?農家とパン屋・・・?そういえば顔が似てるような・・・もしや・・・〇〇さんの息子かーーーい!!!

 

いやいや、まさかでした。勝手に自分だけが年を重ねている錯覚に陥ってました。そうかあ、もう高校生かあ。お父さんは嬉しいぞ!(←勝手に親気分)

30代も後半に差し掛かってきますと、こうして自分よりも若い子らに“いっぽ踏み出す”機会をつくれたりすると嬉しいですな。なんか、若い子らが色々やってると未来が明るくなるような気がしません?

自分自身、丹波市で子育てしてて、いいなあと想うのは、色んな周囲のオトナがうちの子供に関わってくれている実感値があること。

一緒に野菜収穫させてもらったり、普段食べてる卵や牛乳がどうやってできているか見せてくれる農家さんがいたり、子供達に危険がないようにと家の周囲に出現したマムシを退治してくれていたり。

街中ではきっと得られなかったであろう、この、地域の子供らを地域のオトナ達で見守っていくこの感覚。この感覚が、丹波市で子育てする世代の皆が得られるような、社会制度が実現できるといいなあと。

 

※さらに後日談。丹波新聞さんに掲載されてました。